2024年02月26日
去年の「寒山百得」展は100点描いて元気だったけれど、今描いている絵は150号ということもあって立ったりしゃがんだりのスクワット運動で描いているので腰の激痛で制作中断。1年で体力の変化ですかね。
マチスみたいに長い筆を作って1個所に座ったまま描くことになるのかな。となると絵が全然違ったものになる。頭では描けない。絵はやっぱり体で描くものだということがわかりました。
その結果、コンセプチュアルでは描けません。
2024年02月22日
NHK BS プレミアムで昨年11月に放送されました特集番組「横尾忠則 聖者を描く 寒山拾得の世界」が以下の日程でNHK BS8Kで再放送されます。
2024/2/23(金)午後 9:00〜10:00
2024/2/26(月)午後 5:00〜6:00
2024年02月20日
目下、ニューヨークのalbertz benda画廊で個展中。アーティストや若い人が沢山来ているそうだ。どの作品も昔のものばかりだけど、見る人は新作と思って見ている。展覧会評は https://www.japancontemporaries.com/tadanoriyokoo で見れる。
相変わらず「タマ、帰っておいで」の本は強い。近著の「アンリ・ヨコオ・ウッソー」もアートプラネットからは連日出ています。
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1564
https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1885
「寒山百得」展は100号を102点だったけれど、現在進行中の作品は150号で大きい。50点描くつもりで、発表は来春です。
久し振りでポスターを作った。「浅草花やしき」だけれどポスターらしくないポスターになった。
オーストラリアのメーカーからセーターなどが発売される。ドハデ!!
ニューヨークから、マフラーも発売される。こちらもドハデ!!
tadanoriyokoo.jp/product-list/53
tadanoriyokoo.jp/product-list/45
「今後の予定は?」とよく聞かれるが、そんなものはない。「予定は向こう」が知っていて、それに従うだけ。全て運命まかせ!
同級生がひとり亡くなった。同級生は分身だから、田舎が消えていく感じ。もうこの年だから、大半がいなくなっているんじゃないかな
2024年02月19日
生まれ変ったら、もう絶対絵は描きません。というか、生まれ変りたくないですね。
ちくま文庫から「ぼくなりの遊び方、行き方」という自伝が出ているが、この本は文藝春秋社から「横尾忠則自伝」として出版され、文庫本化された時は「波乱へ」とタイトルが変った。3度もタイトルが変った本であるが、本書は台湾でも出版されている。
実は台湾から出版された時は翻訳部門の「文学大賞」を受賞したのだが、日本の文学界は西洋ではともかく、極東の文学賞には関心がないのか、日本では報道されなかったが、現地の人に聞くと「横尾は台湾では文学者として評価されている」と知って、びっくりしてしまった。
日本で出版されたのは1995年で、台湾では18年後の2013年頃に出版されたが、その年の文学大賞になっている。そんなことを念頭に「ぼくなりの遊び方、行き方」(ちくま文庫)を読んでみて下さい。最近本書を読んだ学芸員の北沢さんは絶賛してくれた。
だけど残念ながら今は絶版、唯一の自伝だから、どこかで復刻してくれないかな? でもこの本が書いてから、すでに30年近くも経ってしまったので、その続きも生きている間に書かなきゃね(笑)。