2019年08月30日
昨日、今日、箱根。温泉湯で、手の痛みの治療先ず先ず。湯治十日というから、10日は必要。絵でも描きついでに行きますか。
その絵が描けないんだから、描いた気になるだけでもいい。
箱根は終日雨が降ったり止んだり降ったりだけど、晴れ男だから、要所、要所では晴天なり。
箱根は糸井重里さんとスタッフ、そしてわが家族とスタッフでの合同観光合宿。
箱根の森のフィトンチッドは身心のサプリメント。緑色を見ることはストレスレスにいい。だけど一方では恐怖色でもある。
2019年08月27日
相変わらず指が痛い。その日によって痛い指が変る。おかしなことだ。字はペンを軽く持ってヘロヘロ文字になる。絵筆は力がいるのでそー簡単にはいかない。そのうちヘロヘロアートをご紹介しよう。
だけど、ハンディキャップはアートに必要だと思う。ハイ、見事にできましたなんて絵は面白くない。
もう8月も終りか。夏らしい日はあったかな。クーラーの効いたアトリエ内にいると「暑い夏」もわからなくなってきている。箱根の彫刻の森美術館へ行った時は夏を感じたかな。そんなもんだ。近い内にまた箱根に行くけれど、その頃は、箱根はもう秋だろうなあ。
最近は昨日まで出ていた言葉が出てこない。だんだん、言葉と縁遠くなっていく。画家としては、この方がいいかも知れない。
2019年08月26日
昨日、世田谷美術館で個展が開催中の高橋秀さんのトークを聞きにいったけれど、補聴器を装着したけれど、全く、全然、ちっとも聴こえなかった。
朝日新聞のデジタル版「好書好日」で、小説家の保坂和志、磯﨑憲一郎とぼくの3人で連載鼎談をしてる。 https://book.asahi.com/article/12648385 … ぼくはまだ見ていないけれど、見て、読んでみて下さい。何ひとつ役に立つことは話していませんので、役に立たないからこそ役に立つと思っている3人です。
2019年08月23日
何も描かない1週間でもアッという間です。描いていれば、1つや2つはできたけれど。
絵を描かない絵描きさん稼業もいいものです。米つきバッタみたいなのも疲れます。
フリーでも土日は嬉しいものです。世間が休んでいるというのが、ストレスレスになりますから。
週刊朝日で瀬戸内寂聴さんとの往復書簡が連載されています。書簡を交わすよーになってからはなぜかお互いに電話をしなくなりました。どーせ2人共難聴(ぼくの方が強度)だけどね。
2019年08月16日
目、耳、鼻、口、手(触覚)の五感全滅。といって第六感だけじゃ絵は描けないし。
と言って描き始めると、思うように描けず、このことでまたストレスになる。困ったもんだ。
なんとなく夏休み気分で絵も休業中。指が痛いのでシャーナイけど。絵を描かないとストレスになるんだよな。
2019年08月15日
手の指が不自由なので、長期夏休みに入る。
手だけではなく、耳はほとんど役立たず。
目は強度の乱視と遠視で物がダブってみえて霞んでいる。
手もとの眼鏡は常用。3メートル先はボンヤリ、朦朧としている。室内も外出も眼鏡が必要だけれど、ボケているのも現在の自分には自然体。そのまま描けば朦朧体。
この間のSCAIでの個展作品で、モヤモヤとした絵があったでしょ。肉眼で見るとあんな感じ。
これで手が使えないと、何で描きますかね。足で描いた白髪一雄さんがいるけれど。
口で描くしかないか。冗談を言ってる場合じゃないのよね。
マチスは白内障で、晩年傑作を描いた。ルノアールもリウマチで手に筆をくくりつけて描いた。だけど誰も恥は描かなかった。
2019年08月13日
夏休みはどこも行かないけれど、仕事がらみで小旅行があります。仕事と遊びの区別はないですね。ただ人と一日中話すことになるので、耳が聞こえないのが困りものです。
パソコンができないので、手書きだけど両手指が痛いので、ヘロヘロの字しか書けません。今日は久し振りで絵を描きました。だんだん下手になります。ウンと下手になれば上手になったことと同じなんだけれど、そこまで下手にはならない。
文字の仕事は長い間「週刊読書人」の日記と朝日新聞の書評だけだったけれど、ここんところ、急に2本の連載が加わりました。「文学界」と「週刊朝日」です。文章は気分転換になるので、苦になることは全然ないです。
箱根のガラスの森美術館で、ベニスのガラス工房で製作したガラスの彫刻展をやっていて、47年振りで自作を初めて見ました。こんなことって、外国と仕事をすると、度々ある話です。ぼくの手元にはなく、いつの間にか工房の所蔵になっていました。
夏は冬より好きだけれど、外出は遠慮です。この間みたいに熱中症になると苦しいですよね。パニックになるんですよね。朝起きた時も、夜中に汗をかいているので水分不足です。起床早々、水かOS-1を飲みます。
2019年08月06日
五感全滅です。耳-難聴(重症)。目-乱視(ピンボケ)。鼻(アレルギー鼻炎)。咽(喘息)。指(触覚ダメージ)。
商売道具の手の指が、原因不明の変型(3本)と、痛みで、開店休業です。
2019年08月05日
先週土曜日の朝日新聞書評をカタカナで書いた。佐藤春夫がカタカナで書いた怪異小説を読んだ時、小説の中味より、全文カタカナ文が、気持ち悪くてコワイ感じがした。怪談小説の書評だから、佐藤春夫のカタカナ文をフェイクしてみた。ところが紙面に掲載されると、ビジュアル作品のよーに見えて愉快だった。
ぼくの世代の人間は小学一年の教科書は全部カタカナだった。今の人はカタカナ文を知らないので珍しく感じたんじゃないかな? 二年生になると、今度はひらがなばかりになった。カタカナがひらがなになった時、急に難しく感じたのをおぼえている。
三年になると、漢字がポコポコ出始めた。だけど三年の夏に終戦を迎えた。そしてアルファベットが出てきて、ローマ字を習った。
今の、一年生、二年生、三年生の教科書の文字はどーなっているんだろう?
戦後、進駐軍がやってきて、変な感じには全てチェックが入った。例えば「切腹」とか「忠義」とかの漢字は消えた。
2019年08月02日
箱根神社で七福神のおみくじを引く。過去2回ここで引いた七福神のおみくじが、いつも寿老神の小さい金剛仏が出た。今回は誰? と期待。なんとまたまた数年の間に3回とも寿老神。寿老神は延命長寿の神で、老齢のぼくにとっては嬉しいサプライズ。
翌日、箱根の彫刻の森美術館で高階秀爾先生とピカソの剽窃についてのトーク。とにかくピカソは面白い。
指が痛いのでレントゲンを撮るが、その最中に気分が悪くなって倒れる。レントゲン技術師、内科、外科、耳鼻科の先生たちが来てくれて心配。結果は自律神経と熱中症のミックス病(?)。