2014年7月28日
河口湖近くの富士の裾野の某保養センターに短期静養に。何十年振りというか、初めての夏期休暇じゃないかな。

去年の夏の終り、足指骨折の2〜3日後に富士山に登ったのを想い出す。あれから、かれこれ1年が経つ。ついこの間というより、なぜかかなり昔の気がするがなぜだろう。

2014年7月24日
7時なう。空オレンジ色。なんで?

久し振りでというのも変だけれど「文藝」秋号に掌編小説を書いた。短いから立ち読みできます。(編集部に叱られそう)

2014年7月23日
軽井沢にいる間はよかったけれど、東京に帰ると、どーもです。来週は河口湖へしばらく静養です。今日も病院の旅でした。

どーもぼくの体調は先生が「反復」だといいます。作品と同じだそうです。ウーン何んとなく納得です。

漢方医のところに行くと山田洋次さんとバッタリ。山田さんも来週は旅に出られるよ うです。

2014年7月22日
先週のこと、草津温泉の湯畑を加橋かつみと歩いていたら、観光客のおばさんが、「タイガースの人でしょう」と言った。「そうこの人(加橋さん)がタイガース」。「あなたも(ぼくのこと)もタイガースよね」と言った。「ぼくはジャイアンツです」と答えた。

加橋さんは煙草が吸いたいので、ぼくより先きに100メートル近く走った。だけど風上に走ったので、彼に近づくまでズーッと煙草の匂いをかぎっぱなしだった。

軽井沢は時に濃霧が発生して、見えるものを真白に覆い隠してしまう。見えるものを見えないように描いたぼくの「黒い絵」に似ていた。芸術はこの反対で見えないものを見えるように現わしたがる。

死んだタマはぼくがどこかへ行こうと旅先きの夢の中までついて来てくれる。雪の中を歩くのが嫌いだったタマは夢の中、雪の中を走ってぼくの所に来た。梅原猛さんは、現界と霊界は逆の時間だとおっしゃった。今は夏、だけどタマのいる所は冬だ。やっぱりタマは向こうにいるんだ。

タマの弔いとぼくの見舞ありがとうございます。タマの四十九日までの間夢で4回会いました。最初は歩く後姿、次は顔だけのクローズアップ、次は声、その次は触覚、四十九日の前夜は雪の中、走って来ました。予感としてこの世の別れに、という気がしました。

「新潮」という文芸誌で作家の保坂和志さんと「猫の死」について対談しました。次号です。また予告します。

今週は病院で体のチェックをしたりして、来週当りまたどこかに転地の予定です。

2014年7月16日
昨日から軽井沢に静養に来ています。セゾン現代美術館の難波さんと東京から一緒にやってきた加橋かつみさん(元タイガース)のいるログハウス(超森の中)へ。暗闇の森の中を軽井沢へドライブ。

午前中、森の渓流散策と森に囲まれたホテルのテラスでスケッチと読書。午後は難波さんのセゾン現代美術館の「堤清二/辻井喬 オマージュ」展へ。さて午後の行動(戯れ)は?

標高1000メートルの高原の空気で体調回復の予感。頭の活動は無為なり。

2014年7月14日
明日から空気のいい場所へ静養に行ってきます。

ボチボチ、ヨチヨチ遊ぶように仕事(絵)をしていきます。

今まで一度も夏休みを取ったことがないけど、今年はタップリ休ませていただきます。

2014年7月7日
とりあえず退院しましたが、2ヶ月は休養期間が必要なので、転地療養ができればと思っています。

2014年7月4日
一日置きに腹部の検査、胃と大腸の内視鏡と超音波検査など。懸念していた胃と大腸の検査パス。安心材料を得ると少しづつ気の充実を感じるが、足のケガ(10ヶ月)110点の肖像画(100日)猫の死と重なったストレス疲労をとるには2ヶ月位休養が必要とか。転地療養が一番いいそうだ。さあ何処へ?

早朝院内周辺の風景や人物や野良猫のスケッチをする。今日は病院と隣接する深い森の中を散策し、旧小坂邸内部を見学させてもらう。戦時中、横山大観が避難してきたとか。病院の前庭には中村歌右衛門邸の梅の樹が移植されている。


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