2012年6月28日
ピカソよりマチスの方がどう絵を変化させようとしているのかがよくわかる。マチスは自らが画学生であるかのように、自己教育しながら変化、発展させていくのが見てとれる。実際マチスは教育者でもあった。

2012年6月27日
誕生日のツイートどうも、どうもです。夜はスタッフと家族でわが家で誕生祝いをしてくれるそうだけれど一体何を食べさせてくれるのだろう。自分のためのワラビ餅を持ち込もう。

2012年6月26日
バルセロナのピカソ美術館も訪ね、お嬢さんのマヤさんにも会った。ピカソの頭に金髪のかつらをかぶせるとマヤさんそっくりになる。ピカソ館が新装する2年後に、ピカソにちなんだ作品出品のオファーを受けているが、もう一度スペインには行ってみたいが、問題は体力だ。
マチスの大著(伝記)を読んでいる。ガートルド・スタインとの出会いを読んでいて、その昔、池田満寿夫がマチス、ぼくがピカソの足跡を訪ねて、2人別々にヨーロッパを巡り、パリのスタインの家で2人が落ち合った日のことをふと想い出した。

2012年6月25日
昨日は埼玉県立美術館の70年展のPRリーフレットのために建畠館長と万博周辺の時代を語る。あの頃は怖いもんなしで元気だったなあ。時代も元気だった。また古書店で画集を沢山買ってしまった。2日前に古本を沢山売って本箱が空いたと思ったら、また古本で埋まってしまった。

2012年6月21日
アトリエの玄関付近に蟻が益々増えてきた。ここにいれば安心だと思っているのだろうか。蟻の標識を無視する来客もいるので、来客がある度に玄関の前に立って、いちいち「踏まないように」と注意しているが、結構忙しい。
東宝撮影所で山田洋次監督「東京家族」のオールラッシュを観る。まだ音楽が入ってなかったが、中々見ごたえがある。来春早々に上映だが、ヒット間違いないだろう。ぼくのY字路を描いた個展のポスターやこの映画のチラシまで画中画として出る。
「週刊読書人」にエッセイを連載しているが、2回も前に書いた同じ内容のものを書いてしまった。年を取ると同じことを何度も言うが、文章まで同じものを書くようになった。このことは同じ絵を何度も反復するその影響もあるのかな。

2012年6月20日


2012年6月19日
小説家の赤江瀑さんが亡くなった。この間葉書の便りをもらったばかりだ。8日に亡くなっているから10日前だ。赤絵さんの本の装幀をしたことから、山口県立美術館での個展の時、トークショーをしたこともある。その後郵便のやりとりがあった。知人の死に接すること多し。今日は横浜美術館にエルンスト展を観に行く。

目下カルティエ現代美術財団で開催中の「HISTOIRES DE VOIR: SHOW AND TELL」展のカタログが出た。豪華版で、掲載図像が面白い。現代美術再考の時期を感じる

2012年6月18日
土日は人と話すことがないので、自分との対話だけ。それとよく歩く。それと人を眺めるのも面白い。ひとりひとりの中の心が見えればもっと面白いが、その内気分が重くなりそう。この間の胃の内視鏡で採った組織の結果を聞きに病院へ行く。先生と昼食の約束をしている。

2012年6月15日
昨日、アトリエの前にミミズが沢山出ていた。地熱が上がって苦痛になったのだろうか。地面の下で何かが起らなきゃいいけれど。

自分の中で一番早く老化が進んでいるのは実は手だ。手は毎日見ているので、見る分早く老化するのだろうか。髪と歯はその点一番遅れている。見られない点、老化が遅いのだろうか。

絵も自分に拘った作品は古くなるけれど、自分に客観的なのはそんなに古くなることはなさそうだ。

2012年6月14日
風で大樹の枝葉がゆったりと揺れているのを見ているとヨーロッパの古典絵画の風景画を見ているようだ。古典絵画には風が吹いているのが実に見事に描写されている。

2012年6月13日
アトリエのアプローチに蟻を踏まないようにと道路標識を地面に描いた。これで蟻が何匹か救われるだろう。
絵が思うようにいかなくって、時々ヤケクソになって絵をつぶしにかかることがある。だけどこのヤケクソが自堕落になっているのか、勇気なのかそこを見定める理性がないと、ただ感情に溺れて絵を駄目にしてしまう。まあ、それの繰り返しだけどね。

2012年6月12日
昨日胃の内視鏡で胃の中を掻き廻された疲れか、昨日はよく眠れた。不眠解消には胃カメラ!

2012年6月11日
土、日は絵を描いたり公園で読書(といっても画集を眺める)した り、またマッサージに行ったり。MRAは無事パス。今日は胃カ メラ。胃カメラは今回で5回目。マゾ的に苦しみを味わう。

2012年6月8日
昨日、国立新美術館でセザンヌ展とエルミタージュ美術館展を観に 行った。絵を描く以上に集中して見たために声が出にくくなった。 作者が描くように、こちらも頭の中でその絵を描くからだ。

2012年6月7日
昨日はMRIの検査。初めての時は何が起こるのかと思うと恐ろしかった。狂気と対峙しているようなものだ。

2012年6月6日
昨夜は近くの成城ホールに落語を聞きに行く。町内にこのような催物があると、つい夕涼みがてらでブラッと行くのもいい。何んか田舎にいた頃のことを思い出した。


2012年6月4日
ここ数日間、神戸に行っていた。その前から頭痛があった。連日制作していたのと、旅行の疲れなどが重なったのだと思う。今日は瀬戸内海の豊島(てしま)の家のプロジェクト計画のためのミーティングなどあり。午後から整体に行く。昨日は古書店で10数冊の画集などを買う。昨夜それを見ていて、とうとう眠れなくなってしまった。

↑↑ GO TO THE TOP ↑↑