2021年09月30日

2021年09月29日
昨日、21_21のカルティエ現代美術財団のThe Artists展を見てきました。もうあの肖像画を描いて何年になるのかな。すでにアニエス・バルダやクリスチャン・ボルタンスキーのように亡くなった人もいます。国内で見れる最初で最後の展覧会です。ぜひ見納めに!

21_21のギャラリーのある六本木のあの場所は自然が豊かで都心の中のオアシスです。一日いても飽きません。ピクニック気分でぜひ展覧会も。

アーティストの肖像画展にふさわしい、インスタレーションです。すでに1万人の来客があったそうです。今月17日までです。混雑の中で見るのもこの人、人、人の展覧会にふさわしいです。もう国内では最後の展示です。

21_21の展覧会場でパリのカルティエ現代美術財団のエルベ・シャンデスさんとオンライントークでおしゃべりしました。パリの朝の空気の香りが直接、展覧会場の中に伝わってくる感じでした。

こちらは入場無料です。展覧会のカタログは完売で残念です。アマゾンで中古を仕入れて下さい。

もう一度、描いた時の気分に浸ってゆっくり見納めしたいと思っています。あゝ、ビデオを見るのを忘れて帰ってしまいました。インタビューを見て下さい。



2021年09月28日

2021年09月27日

2021年09月24日
急遽お知らせ
次の日曜日(9月26日)NHKテレビの朝9時からの番組の45分枠で、東京都現代美術館で目下開催中の「GENKYO 横尾忠則」展の全貌が放映されます。

保坂さん
小説家の保坂和志さんの都現美「GENKYO」展の回想です。
たとえば、Y字路の部屋にいると、「そういうことだったのか」と気づく。「そういうことって、どういうこと?」と訊かれたら、「だから、こういうこと」と私はY字路を指さす。

それでいいんです。目の前の絵をみて「そーいうことだったのか」ということについて感じて下さい。横尾

保坂さん
絵がわかる。絵を感じる。絵が来る。というのは、そういうことだ。

保坂さん
この展覧会は特大サイズの絵が並んでる。1人の画家の特大サイズの絵をこれだけ一気に観る経験は二度とないと思う。

だと思います。横尾

保坂さん
作品は、大きさ・長さ・多さという物質性が、物を言う。完成度や緻密さはむしろ説明しやすい。

保坂さん
横尾さんの絵で私は、ある自由を得て、制約が解けて、力みが抜けて、コツンと芯に当てられるようになった気がする。とにかくあの展覧会は私の大転換だった。

保坂さん
やっぱり現物はスゴイ!
横尾さんの大きい絵の前に立つのは、言葉が不要の体験をすることで、創作はすべてそこから始まる。




水曜日に「GENKYO」展、一般観客に混じって、この展覧会のキュレイターの南雄介さんと2時間半見てまわりました。もう当時描いた絵の中にはいません。望遠鏡で昔の風景を見ている感じです。

今、描けといわれても描けません。技術的に描けても、想いが描かせないでしょうね。

絵は技術ですが、それを表す想いがないと描けません。

最初の処女作と近作が接近しているのにわれながら、びっくりというか笑ってしまいました。進歩してないなあと。

滝のインスタレーションはぜひ体感して下さい。これは部屋の中に入らないと見るだけでは体験にはなりません。

普通は自作について語れません。だけど、時間が経ちすぎた作品については語れます。そこには今の自分がいないからです。過去の抜けがらの自分だから、自分であって自分ではないのです。

会場内は多勢の人でしたが、そうした中で見ることも必要です。他の人のエネルギーのシャワーをあびて見る方がいいと思いました。作品は自分だけのものではないということがわかりました。

2021年09月22日

2021年09月21日
神戸の横尾忠則現代美術館で9月18日から開催された「恐怖の館」展が大盛況です。このコロナ禍にも関わらず非常に沢山の人で、入場できない嬉しい状況で、入場できずに並んで待ってもらっています。https://ytmoca.jp/

1日の最高入場者数の記録を破って一番になったそうです。大ヒットの展覧会になると学芸員からの報告を受けています。

目下カタログ製作中でもうしばらくお待ち下さい。

展覧会の内容は怖い絵、または不気味な絵、東京都現代美術館の「GENKYO」展から、はずされた作品。逆にそれに人気が群がったようです。

「GENKYO」展が優等生作品だとすれば、神戸の「恐怖の館」は落ちこぼれ作品の大集合です。恐いもの見たさに沢山の人が来られたようです。














2021年09月17日

2021年09月16日
中日が過ぎて観客が増えてきました。これから増えますのでなるべく早い方が見易いと思います。

NHK、テレビの日曜美術館で「GENKYO」展を45分の大きい枠で放映されることが決まりました。
9月26日(日)午前9時-9時45分と
10月3日(日)午後8時-8時45分は再放送です。

毎日たくさんのツイートありがとうございます。目を通しています。ぼくも来週くらいに見に行きたいと思っています。



2021年09月15日

2021年09月14日

2021年09月13日

2021年09月09日

2021年09月09日

2021年09月08日
都現美の「GENKYO」展の最後の部屋の音楽はわかりましたか。エンニオ・モリコーネの「荒野の用心棒」です。音楽のある部屋はここだけです。ここは絶対この音楽が必要だったのです。

目下、森美術館で開催中のKAWSがコレクションしている僕の作品を借りて出品しています。「ルソー」と「スイマー(水泳する女)」の2つのシリーズです。KAWSを想定して見ていただくと興味がわくと思います。

都現美の「GENKYO」展は、人数制限をしていると書きましたが、そんなことなかったです。いつでも、何人でも入れます。作品保護のために館内温度低いのでジャケットあった方がよさそーです。

実は最初の日にサーと2、30分見ただけです。どこかで、2〜3回見に行こうかな?と思っています。



2021年09月07日
六本木の21_21のカルティエ現代美術財団の「The Artists」展もお忘れなく。また9/18(土)スタートの神戸の横尾忠則現代美術館の「恐怖の館」展も怖がらずに見て下さい。こちらも霊気で寒いですよ。



2021年09月06日
「GENKYO YOKOO TADANORI」展(東京都現代美術館にて10月17日まで)が9月19日(日)午前5:00〜5:20「はい!テレビ朝日です」で紹介されます。https://www.tv-asahi.co.jp/hai/

巨人阪神戦、外野席も観客ビッシリ。美術館こそ、密になっても作品と対峙しているし、無言だから、人数制限の意味ないですよね。どんどん見て下さい。

原画など、そうしょっちゅう見てもらえないので、この際(都現美と21_21)じっくり、そうね、4時間かける人もいるけれど、まあ2時間は覚悟の上で。

「寒い」という人が多いので、温度調整をお願いしました。

都現美も21_21も2ヶ月を切りました。そういつまでもやっていません。後半混まない内に。



2021年09月03日

2021年09月02日
丸の内ビルの「東京大壁画」が9月5日、とうとう幕を降ろします。あのまま永久にビルの装飾にしてもらいたいですね。

六本木東京ミッドタウンの21_21のギャラリーで開催中のカルティエ現代美術財団の肖像画(The Artists)展はまだ続行(10月17日まで)。このギャラリーは美術館と違って火曜日が休館です。お間違えのないように。

The Artists展は終了と同時にパリに帰ってしまいます。国内での展示の予定はありません。この展覧会の豪華カタログ(画集)はこの会場のみで発売中です。

また、東京都現代美術館の「GENKYO」展のアンリ・ルソーとスイマーと女性の後姿、カルティエ現代美術財団所有の大作など(80点)も今回の里帰りを最後に国内で見ることができません。ぜひこの機会に見ていただきたいと思います。

神戸の横尾忠則現代美術館では「横尾忠則の恐怖の館」と題する怖い怖い展覧会が開催されます。お化け、幽霊、怪奇、ミステリー、怖い絵大集合展です。作者のぼくもどんな作品が出るのかわかりません。怖々見たいです。

前回の「学芸員危機一髪」の後半はメチャ観客が押し寄せてコロナ以前の様相を呈しました。お盆は過ぎても怖いものは怖い。ツーッとのぞいてみて下さい。

横尾忠則現代美術館の4階にコレクションギャラリーが開設しました。ギャラリーの奥に新設されたキュービックはハイテクのお化け屋敷ができました。体感ゾーンってとこかな。



2021年09月01日
ピカソは自作は日記みたいなものだと言った。ぼくは51年間日記を書きつづけている。日記がアート行為だ。日記を面白くするために、その日をアート化する。それが日記人生である。日記のために生きているということ。

このツイッターも日記といえば日記だろう。でも日記のための日記は、現在「週刊読書人」に書いている。それが「横尾忠則 創作の秘宝日記」(文藝春秋)だ。

ぼくも人の日記を読むのが好きだ。そこには本人も気づかない内にポロッと色んな秘密を明かしている。それを見つけるのが日記を読む醍醐味だ。

またGENKYO展、カルティエ展の感想を沢山寄せていただきました。2回見た人が意外に多いのに驚きました。次は3回目を見て下さい。





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