1月31日
○本日送られてきた本
篠山紀信さんより「20xx TOKYO/NO NUDE by KISHIN 1」篠山紀信著
アトリエへの道は一方通行で、道が狭いので対向車を避けながら歩行または自転車で行く。その間何台もの対向車に会う。大半の車は歩行者のために左側に寄ってくれるが、中には歩行者を無視して絶対避けない車がある。そのほぼ99%は女性ドライバーだ。おっかなくて歩けない。女性ドライバーは相手の身になってくれないようだ。年令に関係ないらしい。いくら表面を装っても、ハンドルを持たせると本性が露呈して危険人物と化す。このブログを見ているドライバーはそんなことないですよね。
1月30日
初島永美衣さん
長文のメール拝見しました。現実と非現実が混合していますね。両者を分けて考えられる方が健康だと思います。
世田谷美術館でPCPPPの感想を他人のブログで読むと結構面白い。特に当日会場にいた人の意見が。見られる視線はともかく見る視線を知ることで発見が沢山あります。創作行為は自分を晒すことだから、見る側も何らかの形で自分を晒しているはずです。
1月29日
正月からずーっと胸焼けがしていたのが病院の建物と先生の顔を見ただけで胸焼けが止まったと書いたが、もう10日が経つが肉も甘い物も食べられるようになった。体に自信がつくと不思議と問題がなくなる。この場合の問題は問題意識じゃありませんよ。単なる問題です。
1月28日
○本日送られてきた本
平野敬子さんより「KEIKO HIRANO」平野敬子著
平野敬子さんより「White Book-思考の言語化の記録」平野敬子著
和田誠さんより「本漫画」和田誠著
1月27日
須見恭子さん
あらためて本を頂いたことお礼申し上げます。わが家のタマも仕込んで絵を描けるようにしたいものですが、眠ってばかりでさっぱり駄目です。今朝も芸を仕込もうとして掻きむしられました。才能は努力を伴うので、もうしばらく傷だらけになってもモノにしたいと頑張ってみます。
YOMIさん
ぼくの文章はともかく曾我蕭白の絵は凄いですね。機会があったら原物を是非見て下さい。
今朝、世田谷美術館のPCPPPの会場で制作が終わった途端、外から焼芋屋の声がしたので、学芸員の塚田さん(女性)に買ってきて!とお金を渡したところで目が覚め、夢だとわかり、がっかりしてテレビをつけたら、失職した人が焼芋屋になって苦労している番組が放映されていました。
1月26日
○送られてきた本
淡交社より「青蓮院」東伏見慈晃/藤本義一共著
胃の内視鏡の結果、異常がなかったので、早速病院の自販機で鯛焼を買って食べる。これが焼きたてでなかなか美味かった。2個入りで、一匹づつ包装され、密閉されたパッケージに入って金300円也。
大勢の方から世田谷美術館でのPCPPPに関するメールを頂きました。一人一人にお返事が書けないので、この場を借りてお礼を申し上げます。いつかまたPCPPPでお会いしましょう
1月24日
新潮社の〈とんぼの本〉のシリーズのひとつとして「無頼の画家・曾我蕭白」が狩野博幸氏と共著で出ました。蕭白の作品や人柄がよく解る内容になっています。
1月23日
○送られてきた本
土屋嘉男さんより「続・思い出株式会社」土屋嘉男著
昨日は雨にもかかわらずPCPPPに講堂が満席になるほどの来客で、絵の方もあらぬ方向に進み、未完の完成をみる。今日が最終日。糸井重里さんがブラッと遊びに来ますので、ミニトークを頼んでみよう。
本日の「ほぼ日」を見て下さい。世田谷美術館でのPCPPPライブが掲載されています。情報がどんどん同時進行で報道(?)されていたんです。糸井重里さんサプライズ登場です。対話は「ほぼ日」を読んで(見て?)下さい。とにかく今日はキャパを越えて、床座りまで出ました。糸井さんの帰ったあと作品のどんでん返しが起こりました。
1月21日
明日世田谷美術館で6回目の公開制作(PCPPP)を行います。先週未完の作品を完成させ、次の作品に採りかかるつもりですが、やってみないと何ともいえません。一応、明日、明後日の二回で終了です。その後別の美術館でも予定しています。
事務所の外装工事のため作業員が衣装を脱いだままこんな風に放置しているのが擬人的で面白かったのでスナップする。
有線放送で人気のあった歌謡曲200曲以上を聴きながら絵の制作をしています。この合間に、ワーグナー、マーラー、ブルックナーが入ります。ぜんざいの中にハンバーグを入れて食している感じです。先ずカオスを作ることです。
1月20日
今朝新聞でタカラヅカの宙組トップ大和悠河退団の記事を見てびっくり。まだ卒業は早いんじゃないかと思っていたら、今日大和さんから「退めます」という手紙が来た。やはりと実感するものの、納得がいかない。このところトップの寿命が短すぎる。タカラジェンヌが芸能界にどんどん進出しるのはいいけれど、やっぱりタカラジェンヌの一番似合うのはタカラヅカの舞台だ。
須見恭子さん
「WHY CATS PAINT?」は見たことがありません。他所の頭のえらい、美人の立派な猫を見てしまうとわが家のタマは劣ることでしょう。何か芸を仕込んでやろうと奮闘しているのですが、怒ってすぐ噛むんです。
1月19日
宮内健作さん
三島由紀夫さんに関するエピソードは昨夏出した画境の本懐に書いていますので、その本を見てください。
うずたまさん
石川県の羽昨郵便局以外にも日付入り風景スタンプのデザインをしています。例えば大阪関西空港郵便局(もうひとつ空港内の郵便局のも)や京都比郵便局、西脇郵便局、松井庄郵便局、あと名前は忘れましたが徳島のナントカ郵便局などです。
佳子さん
いつも愛読いただいてありがとうございます。その内また出版の予定があります。このブログかインフォメーションをチェックしてみて下さい。その内著書一覧を記しますので参考にして下さい。
1月18日
公開制作も結局隠居的発想だ。隠居の大事なことは常に遊びである。如何に遊ぶかを考える。絵を描くことも遊びだが、さらにもっと面白くできないか。そこでコスプレをしながら公開制作をすることを考えた。このPCPPPは依頼されたものではなく、ことらから提案したイベントである。隠居というのは与えられた時間が全て自分のものだから、好き勝手に使える。あれもこれもとしたいことが浮かぶので一日はフル活動だ。これを忙しいと考えるのは他人様で本人はちっとも忙しくない。遊びが忙しいなんていうこと自体おかしなことです。
1月17日
体は動かさないより動かした方がいい。散歩しないよりした方がいい。食べたいだけ食べない方がいい。絵は描かないより描いた方が日々発見がある。描かないで考えているだけでは発見がない。発見こそ進歩だと思う。
「シッダールタ」はヘッセの人生の設計図だったと思う。彼は43才で描いた設計図通りに、なぞるように生きた。設計図がないと家が建たないように、設計図の描けない人は生きにくいと思う。
1月16日
●本日送られてきた本
木村重信さんより「美術史家地球を行く」木村重信著
昨日は一日中、亡くなった福田繁雄さんのことが頭から離れなかった。今日は採血に病院へ。たっぷり5本も採られた。来週は胃の内視鏡、ついでに大腸の内視鏡もやってもらうつもりだ。洞窟の好きな僕は自分の内部への探検旅行というところだ。自己を識ることはまず自己の体からだ。
イートさん
「ぶるうらんど」の登場人物が果たして真っ当に生きているかどうかは別として、この際の真っ当というのはむしろ道徳、倫理、社会通念などに束縛されない、善悪を超えて自己の想いに忠実に生きた人間でしょうね。輪廻転生に関しては仏教ではカルマから解脱しない限り再び転生を繰り返すと説いていますが…。
1月15日
福田繁雄さんが亡くなった。世代的には昭和1ケタ生まれで先輩デザイナーだ。ぼくがデザイナーであった頃はグループ展でいつも一緒だった。ついこの間の木村恒久さんに次いでまた知人の有名デザイナーが亡くなった。暮れに福田さんから便りをもらったばかりだ。御冥福を祈ります。
須見恭子さん
猫って常にアンテナを張っていて、ベッドで目が覚めると、なぜわかるのか、どこからかやってきてベッドの横で一声鳴きます。肩たたきでお尻をたたいて欲しいからです。
1月14日
昨夕は久し振りで三島由紀夫邸を訪ねた。といっても家の中に入ったわけではない。その周辺のY字路の写真取材(「東京人」)のついでに以前何度か訪ねた三島邸を懐かしむためであった。いまだに表札があった。この辺りは丘陵地帯の高台で三島邸の三階のバルコニーからは遠く大山が望まれた。三島さんが澁澤龍彦さんと森茉莉さんらに「あの山にUFOが出たんだよ」と説明されると、コーヒーを運んで来られた夫人が「アラッ、あなたまたいい加減なこといって!」とおっしゃった。その時のベソをかいたような三島さんが懐かしくて忘れられない。
藤巻一也さん
金沢21世紀美術館でのPCPPPは金沢のY字路を描く予定です。従って、トビ職服(色違い)です。絵の中で家を建てたり、道路を作ったりするわけですから、このコスプレです。
武田由美子さん
魔除けのガチャガチャは世田谷美術館のあと兵庫県立美術館などに置いていました。もう数がほとんどないので、どうですかね、金沢21世紀美術館で置くかも知れませんが、どこでもすぐなくなるので、保障はできませんが、、、、、。
1月13日
画家転向の頃は、デザインから離れようと必死にもがいていたように思うが、画家の時代が、すでにデザインの時代より年数が経ってしまった現在、ぼくの絵画はデザインに接近しようとしている。これは面白いことだ。
1月12日
全国都道府県対抗女子駅伝のテレビ解説で高橋尚子さんが 解説者として出演していたので彼女の解説の中で「あのォ」連発するので聞いていて耳ざわりになって仕方なかったのである。その結果今回は103回の「あのォ」を連発した。こういう人のクセを見つけるのも想像の一部である。
昨夜と同時刻なのに、月が今夜は二倍の大きさで、かなり違う別の場所に出ている。どちらが本物?
1月11日
○本日届いた本
松岡正剛さんより「白川靜」松岡正剛著
夜空に白銀色の満月が張りついていた。本当は球体なのに立体感が失われてペタッとした紙を切り抜いたような平面だ。しかも光り輝いている。まるでそれ自体が発光しているように。そんな馬鹿なことはないのに。さらに月は雲の手前に位置している。雲は月と地球の中間、というより地球にうんと近い所にあるのに月がどうして雲の手前にあるの?常識の揚げ足を取るのは面白い。
1月10日
若い頃ヘルマン・ヘッセの「シッダールタ」を読んだ。沙門に入って行った友ゴービンダと別れて、遊女の紹介で商人の家に入って、ここで俗世間の洗礼を受ける行き方になぜ新たな悟りを体験するのかーということが、昔は分かったような分からないような気がしていた。ところがもう一度2~30年経って読んでみたら、かつての自分の行き方の不自然な時間の過ごし方に気づいた。この頃禅寺に参禅して妙にストイックであった。生活に於ける真面目さと創造に於ける不真面目さがよく分かっていなかった。今思うと昔をなぜか笑ってしまう。
1月9日
○本日送られてきた本
中条省平さんより「愚者が出てくる、城寨が見える」 マンシェット/中条昇平訳
今度はわが家のタマが笑った。先にゴルフボールのついた肩叩きでタマのお尻を叩いてやると喜ぶ。今朝すごい勢いで部屋に飛び込んできて、ポカンとした顔でぼくを見つめた。そこで肩叩きをチラッと見せた。すると目を閉じて、鳴こうとしたが声が出ず、半開きになった。そしてその顔のまま小走りでぼくのところにやってきた。
昨日のPCPPPは時間内で完成しなかった。次回に持ち越し。いつも未完のままで完成なので、じゃ昨日も完成でいいじゃないかといわれそうだが、未完でも未完のまま完成という場合と未完のまま未完という場合がある。その違いはぼく自身の満足度の飽和点の達成如何で決まる。
1月8日
わが家のタマは昨夜、嘔吐を催し、トイレに走って行って便器に上ってそれを行った。わが家の猫にしてはエライと誉めてやった。
今日ものどかで風がなさそうだ。こういう日のPCPPP(公開制作)は外で行いたい位だ。今日は講堂内だからちゃんとシートがあるので、昨年末にような不便はさせないと思います。いつも現場(仮アトリエ)に入ってからアイデアを考えます。まぁ一種の瞬間芸みたいなものです。
1月7日
清水恵子さん
お父様と同じでぼくもパソコン(手書きの文章を息子がパソコンで文字を打ち込んでくれる)も、ケイタイも、コピー、スキャナー、FAX(これはやっと最近送れるようになった)も一切自分では使用できません。お父様にご安心下さいと伝えて下さい。お父上によろしく。
明日(8日)今年最初の公開制作(PCPPP)を世田谷美術館(10時半~4時半)の講堂(昨年と場所が変わります)で行います。主題は同じく「Y字路」です。
NHK「知るを楽しむ」 再放送が1月8日、9日、13日、14日(朝10時05分~10時30分)NHK総合テレビ(東京は1チャンネル)で放映されます。
(テキスト参照)
佐野郁恵さん
PCPPPのコスプレ(鳶職)の理由はすでにブログに書いています。遡って見て下さい。
芦田宮盛さん
昨年兵庫県立美術館で3日間公開制作を行いました.関西の予定は今の所ありませんが、3~4月頃金沢21世紀美術館で行います。
有賀さん
アートは精神の薬です。「病の神様」は3月頃文庫化されます。
1月6日
元旦から急に夢をよく見るようになった。昨夜は飛行機が爆破されて人が沢山パラパラ落ちてきた。一人一人の顔がクローズアップされた。だけど大半が助かった模様。その現場に寺山修二と向う。
○ 頂いた本
みうらじゅんさんより「フィギュ和物」みうらじゅん著
1月4日
正月隠居が終わって明日からもとの隠居生活に入ります。
1月3日
アトリエから富士山が見える。午前中は雪をかぶっているが、夕方には空が薄青で、雲が金色とオレンジ色ともつかないアニメの空みたいになる。正月で産業が停止しているので夜空の星が何倍も大きく見える。そんな中、低空(そう見えた)で旅客機が飛んでいたが、機体の腹が魚の腹みたいに真白だった。まるで下から照明を当てたように。だが、それも数秒でいつもの点滅する赤や黄のライトになってしまった。夜、あんな腹の白い飛行機を見たのは初めてだった。実に神秘的だった。
1月2日
物凄い長い夢を見た。それをうんと短くすると、平野啓一郎さんの結婚式に遅刻(テレビ収録のため)していく。会場には入るまでに高所恐怖症を克服するような障害がある。会場は体育館みたい。自分の席がどこかわからない。同級生のグループに一席空いていたのでそこに座るが、どうもここではない。きっと瀬戸内寂聴さんと同じテーブルに違いない。やっと瀬戸内さんを見つけるが一人席で椅子もない。困ったような面白くない席だ。「平野さんは?」と聞くと、「この結婚式の宗派(?)は新郎が日光に行かなきゃいけないので、平野さんはいないよ」と瀬戸内さん。何だか歌舞伎関係のお偉方ばっかりだし(その中に田村正和さんがいる)帰ろうと思う辺りで目が覚めるが、これが夢だとわかったので、夢日記に書くために忘れないように最初からズーッと反すうする、そして「覚えた」と言って克明に夢日記に書く。夢日記に書く所も夢である。夢の中で、今見た夢を反すうして、さらに夢日記で印すわけだが、実際の夢日記にまた書く気が全然しないほど、夢の中でちゃんと書いてきたのだった。ー何をいっているのかわかりますかね?
1月1日
新年あけましておめでとうございます。初詣は神社ならずアトリエへ。オトソを飲んで雑煮とおせち料理を食べて弁当(パンと牛乳)を持って早々にアトリエへ行って制作。この行事(?)は毎年のパターン。昼食は公園でと思ったが風が冷たいので、温室と化したアトリエで、戦後の流行歌を片っ端から聴きながら油彩小作品2点描く(1点は未完成)まあまあの出だしだ。
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