2015年9月29日
ぼくの近刊「言葉を離れる」(青土社)はそれほど本を読まない人、または読まないけれど本が気になる人には共感されるかも知れない。

2015年9月28日
耳、鼻、咽、舌、歯と次々障害が起こるのは、医者の言うように単に加齢かな? まあ生きていることの確認のための障害だろうね。

青土社から「ユリイカ」に連載していた「夢遊する読書」が「言葉を離れる」という本になって出ました。言葉とか読書とか本についての「遍歴と運命」みたいな本です。表紙絵はマグリットです。

2015年9月17日
今回の「高松宮殿下世界文化賞」のお祝いを大勢の方からいただきました。この場を借りて心からお礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございました。

2015年9月16日
日光2日目、モッサリした天気。難聴天気と言ってもいい天気。部屋からは中禅寺湖が目の前にワーッと広がっていて、左手に男体山。湖水を観光船が時々走る。空の雲とモヤがひとつになった山水画のような風景。老人の風景というとこかな。

これから華厳の滝をスケッチして、陽明門を観て、町でトローチを買って、金谷ホテルで昼食ってとこかな。しばらく制作や、何んやかやで忙しくしていたので、このモッサリした日光見物は余生的で悪くない。

2015年9月15日
取材で今日から日光へ行きます。最初は鬼怒川だったが気のりがしなかったので、日光に変更してもらう。まさかの惨事に驚いています。

この間の千葉の突風の日以来、突発的に難聴になり、耳鳴りまで聞こえなくなるほどです。一体いつ治るのか、治らないのか、「壮快」という病人、老人向けの雑誌で難聴の治療実践中です。

自分の声が変な声に聞こえて話すのが億劫です。人の声や外部の音が聞き取りにくいので内なる肉体の声を聞くしかないです。

日光、中禅寺湖に来ています。辺り全体がまるで雲の中にいるようで、ぼくの耳の難聴のようにモワーッとしています。耳だけではなく、この間から舌も痛み、健康な瞬間は一日のうち、わずかの時間です。

華厳の滝には西洋人の老夫婦のグループが写真を撮っていました。そんな人達ばかりをぼくは写真に撮りました。耳がよく聴こえないので、人が沢山いても静かなもんです。

「壮快」なんて老人雑誌で耳鳴り、難聴の治し方の研究をしていますが、医者に行くと「加齢」と言われて終りです。いくら心の声を聴いて——なんて言っても、耳が聴こえないのはウットーシイものです。

2015年9月10日
「インターナショナル・ポップ」という現在アメリカの美術館三館を巡回している最大のポップアート展で、初めて日本の作家も紹介されている。必見の現代ポップアート集成。アマゾンで問い合せを見て下さい。

本日、日本プレスセンターで「第27回高松宮殿下記念世界文化賞」の記者会見に出席しました。詳細は http://www.praemiumimperiale.org/index.php

2015年09月02日
久し振りに南天子画廊で展覧会を開いています。肉体と共に小品になりました。昔描いた(1966)ピンクガールの49年後版です。NY展の一部ですが、目下制作は続けています。時間がありましたらどーぞ。




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