4月30日
○本日の寄贈本

世界バンタム級チャンピオンの長谷川穂積が今夜タイトルマッチを行うが、彼はぼくの郷里出身だ者だ。以前ぼくのことをブログで誰かが長谷川に似ているといった女性がいて、やっぱり二人は西脇なんだと思ったそうだ。ぼくは西脇生まれだけれど、両親は大阪だ第一二人共似てなんかいない。今夜、テレビで試合を観てみるけれど、長谷川をどこまで自分に似ているか研究でもしてみるか。

今日、午前中点滴をしてきた。家の真ん前のクリニックだから、気軽に行ける。2時間の点滴をしながら結構まとまった仕事ができる。ほとんど身体を固定したままだから、かえって集中できるのだ。読書には最適だ。ぜひおすすめします。身体にアミノ酸がジワジワ浸透していく快感!

4月29日
黒澤明監督の「白痴」をDVDで観た。ドストエフ・スキーの原作を読んでいないが、日本的状況を考えれば少し変な所があるが、逆にそこが面白かったというか新しさを感じた。主役の原節子の死を見せないで、彼女の死を想起させる場面は実にエロティックだった。

ゴールデンウィークがスタートを切ったが、ぼくはこの間に体調を元に戻すことをテーマにしたので、制作は中止。できれば公園に出掛けてまとめて本でも読もうかと思っている。暖かいのはおおけれど今日みたいに風のある日はよくない。どこか遠くに出掛けるということもないし、誰かに会う予定もないので、面白みのないゴールデンウィークだけれど、どこにいても自分は自分でしかないし、自分から離れられるわけでもない。

4月28日
早速ツイッターに関する取材があった。何を聞かれてもツイッターってよく分からないんですよ、と言うしかなかった。

○本日の寄贈本
梅原猛さんより「葬られた王朝」梅原猛著

梅原猛さんとはスーパー狂言の舞台3本、衣装デザインやポスターなどを作りました。この仕事で狂言が好きになりました。梅原さんも85才位で元気。茂山狂言の茂山千之丞さんも同じ位の年令。瀬戸内寂聴さんは86才。三人共親しい老人ですが、メチャメチャ元気です。

4月27日
○本日の寄贈本
作品社より「血の玉座・黒澤明と三船敏郎の映画世界」上島春彦著
朝日新聞社より「ロトチェンコ+ステパーノワ」朝日新聞編

一ヶ月振りでオイルマッサージに行こうと思ったら、頭痛があるので止める。十日に一度はオイルマッサージを受けている。血流がよくなるのがわかり、疲労回復になるが、今回はちょっとした油断で風邪を引いてしまった。その油断を明かすと、短髪にしたので寒く、いつもニット帽をかぶっていたのにこの日に限って忘れた。すると夕方うんと冷え込んで、頭から風邪を引いてしまった。今朝の頭痛は昨夜洗髪のあと十分乾かさないで寝てしまったためだ。本当に油断大敵です。

朝日新聞の書評委員の一人で作家の江上剛さんは時々面白いメール(長短文)を下さる。何だかおかしいので、ぼくの返答と共にスクラップしている。例えばこんなメールだ。
江川「アンディ・ウォーホルの映画『処女の生血』という吸血鬼が処女でない生血を吸い、ゲロを吐くシーンばかり思い出します。なぜでしょう?」
横尾「それは清く、正しく、美しい血でなかったからでしょう」とタカラヅカに引っかけて返答したら、翌日になって、
江川「はい。おっしゃる通りです」とえらい素直な返事をいただいた。さあ、この返事に何と答えよう。

4月26日
○本日の寄贈本
西江雅之さんより「食べる」西江雅之著

こういう天候の日は身体も喜ぶ。身体が喜べば気持ちもそれに従う。今日は大阪・国立国際美術館の今夏のポスター展の作品収監の作業あり。何しろ900点の出品作だ。すでに忘れてしまっている作品も沢山ある。デザインが終わると、その場で未練がなくなってしまうからだろう。

随分長い間、仕事を休んでいる。

前田真希子さん
美術作品は好き嫌いあって当然ですが、本来美醜もないように、美術はこうでなければならないという制度もありません。片寄ることから自由になることで新たな発見に出会えると思います。

4月25日
桐本潤子様
わざわざローマからメールをありがとうございました。10年ほど前までは猫が沢山いましたが、徐々に全員死んでしまい、一匹もいなくなって、しばらくして喘息が出ました。だから「猫いないアレルギー」と呼んでいました。そこで一年ほどした頃に猫を飼いましたら、喘息が沈まりました。それが今回風邪薬を与えられたことによって、その薬の成分が喘息を誘発したのです。今は咳も出なくなりました。子供の頃から猫との生活がずっと続いていたので、今さら猫のいない生活は考えられないのです。でもご親切に色々とサゼッションをいただき感謝しています。ありがとうございました。

横尾忠則

やっと春らしい気候に戻って、そのせいか体調もすこぶるいい。公園で本でも読もう。書評のための本やら、他の好みの本がたまっている。今日の読売新聞(朝刊)にぼくの小説「ポルト・りがとの館」の書評(椹木野衣氏評)が出ていた。「これは過去に日本語で書かれたどんな小説とも似ていない」と書かれていた。もしこんな小説があるならぜひぼくも読んでみたいと思った。

今日の朝日新聞の書評欄にはアンディ・ウォーホルの本の書評を書いている。ウォーホル語録を集めた本だ。絵も対ページに掲載されている。

本日、昨日に続いてツイッターは沈黙しています。ただし頭の中は相変わらずツイッターは活動しています。

4月24日
○本日の寄贈本
求龍堂「宮芳平自伝」宮芳平著
講談社より「大系・黒澤明/第4巻」浜野保樹編

「大系・黒澤明/第4巻」で2点黒澤さんとの二つの対談が載っている。家が近くだったので、時々ブラッと遊びに行った。すると四時間以上居座ってしまい、黒澤作品の色んなエピソードを根掘り葉掘り聞いたもんだ。まるで昨日のことのように何十年も前の話しをされる。映画が終わると淋しいのは俳優と別れるのではなく、映画の中の登場人物と別れるのが淋しいとおっしゃっていた。

天気は良好だけど風がある。風邪で風邪を引いたのでぶり返さないよう要注意だ。でも日光浴は必要。顔に風が当たらないようにマスクを買う。

土、日、散歩がてらに原宿のLAPNET SHIPをのぞいてみて下さい。ラフォーレから千駄ヶ谷方面に2本目左折した左側1Fです。

4月23日
本日の寄贈本
白水社より「建築家ムッソリーニ」パオロ・ニコローグ/桑木野幸司訳

こう毎日天気が変化すると体調に影響する。喘息暦15年位かな。秋から冬にかけてが一番つらい。気圧の変化に敏感で、例えば飛行機や湿気の高い東南アジアなどでは発作が起こる可能性が高い。その点ハワイは喘息を解消してくれるので最適だ。だけどメンドー臭がり屋だから時間はあるのに体を動かそうとはしない。

海外在住の日本の方、4月からTwitterを開始しました。

4月22日
ニューヨークのチェルシーにあるマーク・ベンダース・ギャラリーで急遽今週の土曜日からぼくの60年代のビンテージのポスター展がオープンする。NY在住の方、足を運んでみて下さい。2年前、絵画展を開いた同じ画廊です。

朝から雨ですが原宿での期間限定アート・ショップが本日12時からオープンします。グッズとかアパレル商品、書籍などが販売対象です。特にアパレル関係は60年代のイラストレーションをアレンジしたものです。

←画像クリックで拡大します

4月20日
4月22日(木)→ 5月9日(日)まで東京都渋谷区神宮前1-9-11 1階(Tel.03-5411-3330)のLAPNET SHIP(ART SPACE &SHOP)で
横尾忠則期間限定アートショップ(提供:アートプラネット・ワイ)が開店します。(12時ー20時、18日間 期間中無休)
詳細はINFOMATIONにて⇒⇒⇒

4月19日
本日の寄贈本
芳川泰久さんより「村上春樹とハルキムラカミ」芳川泰久著

駅前に行く。春、夏、秋、冬の四季の格好(ファッション)した人が入り混じり交差している。まだ病み上がりっぽい足取りで、老人になる(今以上に)と毎日がこんな感じかな?

江上さん
あの書評を書く時、江上さんの顔がずっと浮かんでおって、江上さんどう
思うかなと、思いながら書きましてん。笑ろうてもろて嬉しおましたわ。
おおきに。ほなさいなら。

本日の寄贈本
講談社現代新書より「大学生のための知的勉強術」松野弘著/「異常とは何か」小俣和一郎著/「中国経済の正体」門倉貴史著/「知性の限界」高橋昌一朗著

明日、誰もいない公園のベンチで本を読んでいたら、ひょっこり自転車にリュックで現れたお兄ちゃんがいた。前々回の芥川賞作家の磯崎憲一郎さんだった。仙川にめしを食いに行く途中だった。なんでもわが家の近くに越してくることになるとか。それにしても陽に焼けた顔していたなあ。

アトリエにバルコニーがあることをすっかり忘れていた。(毎日見ているのに)天気がいいのでバルコニーに椅子を出して本を読む。バルコニーの周囲は樹木に覆われていて、階下横の遊歩道には時々人が通る。山中にいる気分だ。うんと遠くで子供のはしゃぐ声やウグイスや耳の中の蝉の声がする。体調快復に向かっている。アトリエ内からサティの音楽が聴こえてくる。ユンケル・ロイヤルDを飲む。体をごまかすためだ。

4月18日
もう一体何日休んでいるんだろう。ゴールデン・ウィークが終わるまで休暇を取る予定だ。この間は身体の沈黙期間だ。

天気がよかったので一日中アトリエのバルコニーで本を読む。遠くで子供の声がする。ウグイスの声も。こんなのどかな春を待っていたのだ。明日また冬に戻るのかな。病人には快適な気温こそ最良の薬だ。

○本日の寄贈本
安藤礼ニさんより「折口信夫文芸論集」安藤礼ニ編

書評本の合間を塗って自分の好みの本を読んでいるが、ついついメモったりしながら読む習慣ができてしまった。速読ができないので、一字一句超遅読だ。ここしばらく夜中に目が覚めてしまうので一睡もできなかった。ぼくが眠らないで薬が先に眠ったらしい。こういう夜はたっぷり本が読める。水木しげるさんが描いた柳田国男の「遠夜物語り」などを読む。

○本日の献本
寺村摩耶子さんより「絵本の子どもたち」寺村摩耶子著

4月17日

体温も微熱、今日の気候もやっと微熱。内外うまく調和がとれた。2週間振りで公園に行く。桜は終わったが、チューリップや名もない花(ぼくが知らないだけ)が咲き乱れている。人も咲き乱れたように溢れている。自販機のココアを飲みながら、書評用の本を読む。(掲載されるまで発表できないのが残念)。明日の日曜日の朝日新聞には一ヶ月振りでぼくの書いた書評が出る。ついでに日経新聞の「奇縁まんだら」の絵も。

4月16日
ボストン美術館の学芸員ら3人来訪。2012年の展覧会の企画の打合せをするが、この時期の日本は季節もよく暖かいと思って薄着で来たが真冬の寒さでびっくり。8月にまた来日だがその頃はもう暑いよね、と言って帰っていった。


猫に紙袋(ビニール袋)

4月15日
一進一退の病状って、絵がなかなか上手く描けない時に似ている。といって病気がアートだなんていえない。また少し良くなると急に負荷をかけたくなる。これも絵と同じ。なんだか絵そのままの人生を送っているような気がしないでもない。

ぼくのツイッターにはフォローが一人もいないことを不思議がる人が多いけれど、パソコンで色んな人や事の情報を得ているのでこれでいいのだ。

事務所の近くの自販機は水二種だけで他は全部売り切れ。料金払い戻しのレバーを押すと、120円+1円が戻ってきたが、1円はおまけだけど、自販機は最初から1円は受けつけないはずなのに、、、、、、、。なぜ1円が入っていたのだろう。

4月14日
7月から開催される大阪・国立国際美術館での全ポスター(900点)展のカタログの印刷見本が今日上がった。印刷の上りは良好。刊行は「冒険王」展に続き国書刊行会発行。

水野厚子さん
ハイ、久し振りです。まだ点滴はしていますがもう快復に向っています。暖かくなれば公演で日光浴でもします。そうなんです。この間からツイッターを開始しました。単なるつぶやきに過ぎません。軽く受け止めて下さい。どうせつぶやきなんですから。


裏庭の桜の道

公園のタンポポ

公園の引き抜かれたタンポポ

公園の椿

何の木?

4月13日
亀岡智さん
COCHIN MOON」聴いていただいてありがとうございました。どのカテゴリィにも入らない音楽だと思います。細野晴臣さんにとってもこのアルバムは大きい転期になったと思います。

井上隆史さん
山中湖の三島由紀夫記念館でのイベントではお世話になりました。拙著「ポルト・リガトの館」の読後感を書いていただきありがとうございました。また書きたくなりました。

今日は点滴をしながら朝日新聞の書評用の本(内緒!)を読みました。何しろ点滴に2時間要するんです。

今月いっぱい静養することに決めました。絵も休業です。天気が良ければ公園のベンチで読書です。それにしても今年は一度もできませんでした。せいぜい部屋から裏庭の花見ぐらいです。

4月9日
とうとう本格的な闘病生活に入ってしまった。風邪が喘息を誘発すると、大雨で地崩れを起したようなものだ。咽の奥では嵐が電線をヒューヒュー唸らせているような不穏な音を立てている。なんだか谷内六郎の絵みたい。

○本日の寄贈本
理論社より「世界のシェリー」平沼正弘著
三輪書店より「世界を魅了するチベット」石原裕美子著

昨夜、夜中に目が覚めた。4月9日だったが、2.3時間前は8日だ。4月8日は父の命日だ。寝る前にぜんぜいを食べた。いつもなら全部食べるのになぜか半分残した。きっとぜんざいが好物だった父が半分食べたかったのかも知れないと思った。

何もしない日を作りたいと思ってもなかなかできない。だけど風邪で寝込むと何もする気がしない。何もしない理由ができるから、別に怠けているという罪の意識もない。

4月8日
風邪のため、午前中病院へ。昨日は点滴を受けたが、今日はレントゲン撮影。しばらく様子を見ようということになりました。風邪以来一日中体温のグラフを作って書き込んでいるが、これがまた結構楽しいのだ。創作体力温存のため、ここ2、3日はツイッターで遊んでいます。活動は週末後半になりそうです。

病院に行くのは面倒ですが、自分の体のことが理解できるのはいいが、チェックを要する個所は心配ですが、知らないより知った方が早目に治療ができるので、怖がらないで行くようにしています。右の肺に少し変化があるので近いうちにCTを撮ることにしています。

4月7日
○本日の寄贈本
光文社新書より「ウォーホールの芸術」宮下規久朗著
左時枝さんより「私の物語」谷口桂/左時枝共著

風邪が凄くなってきた。午前中病院で点滴を打つ。明日も行こう。とにかく風邪の破壊力は芸術の破壊力に匹敵する。本日の朝日新聞の書評委員会は欠席です。

4月6日
今年は風邪のため外出ができず花見ができなかった。ベッドの中から庭の桜を眺めている。桜の枝の間から見える青空は格別にきれいだ。マチスは樹の枝を描くと同時に枝と枝の間にできる空間の造形を考慮した。これはひとつの物の見方だ。

病気の時の時間は世の中の時間と完全に切り離されている。病気の時間は水たまりのように沈んだ状態だ。その周囲を外の時間がぐるぐる駆け巡っている。この感覚は子供の頃熱を出して寝込んでいたあの孤独で淋しいまだ地上にそんなに慣れてない時の気持ちの再現だ。

ブログは今まで通り継続しますが、ツイッターは毎時つぶやきをたれ流しています。だから量的にはブログより項目は多いです。ツイッターの方へのホローして見て下さい。

4月5日
この間、兵庫県立美術館で見た神戸市立青陽東養護学校の生徒の「ひまわり」(ゴッホ)と「金魚」(マチス?)。神戸市立美賀台小学校の生徒の「泣く女」(ピカソ)が送られてきたので紹介します。


「泣く女」 神戸市立美賀多台小学校


「ひまわり」 神戸市立青陽東養護学校


「金魚」 神戸市立青陽東養護学校


風邪は熱も下がりほぼ治ったかに見えるが、今度は風邪薬が喘息を誘導して喘息の咳に変わった。風邪薬で熱は下がったのだが、その薬で喘息になるという因果関係を解決する手はないのか。我ながら厄介な体だと思う。


裏庭の桜


ぼくの小説が深沢七郎を連想するという意見があるので、深沢小説を3本読んでみた。どこが似ているのかさっぱりわからない。強いていえば難解な表現をとらないということだろうか。それと土着性に共通を見るのかな。

4月4日
風邪を引くといつも長い。日常の進行がガラリと変わって、ベッドの上だったり、中だったりしながら、本を読んだり、メモを取ったり、時には原稿を書いたり、画集をめくりながら、自作を思索したりする。不思議な重さを体に感じながら、生死の間を彷徨するようなシュミレーションを味わってみたりする。病気は虚実の境を取り除いてくれるので、創造しないで創造的感覚を味わえる。麻薬みたいなものだ。

○本日の贈本
藤原書店より、「体の歴史Ⅰ」A.コルバン/J−J・クルティーヌ/G・ヴィガレロ監修

亀岡智さん
わが家の猫の本名は「タマゴ」なんですが愛称はタマです。以前にも書いたのですが、野良猫だったのが、見る見るお腹が大きくなったので子供を産むのかと思って、体の中に卵が入っていると思ってタマゴにしました。結局食べ過ぎで大きくなったみたいでした。

元匿さん
ぼくは先週木曜日までTwitterって何?だったのですが友人のすすめで始めました。ぼくはつぶやくだけですが、ホローしてくれる人が急増しています。ブログより短い言葉を発信しています。そうねえ、ぼくの好きな花はやっぱり赤いバラの花ですね。バラの他に絵にも時々ユリとか桜なども描きますが、、、、、、、。

藤巻一也さん
YMO結成時に細野晴臣さんがYMOにぼくを参加させようとしたのは本当です。記者会見の当日ドタキャンしたためにメンバーにはならなかったんです。

4月3日
土日祝日のツイッターは休むけれどブログは開いた状態なので、ケイタイの人に知らせて下さい。4月に入っても一向に暖かくならない。昨日、無帽のまま外出したので、とうとう風邪を引いた。ちょっとした油断です。でも風邪をひくことで、かえって体が改善される場合もあります。風邪によって体内の滞った気が放出されるからです。こーいう火は暖かくして横になって寝るに限ります。

アトリエの隣に公園というか遊歩道ができてからというもの時々人が通ります。そんな人をアトリエの木陰の間から盗み見をします。誰も見ていないと思っても見えない所から誰かが見ているものです。

ツイッターが開始してからホローがどんどん増えています。どういう原理が働いているのか、ツイッターの新米にはよく分かりません。おまけにブログのアクセスも倍増しているようです。数の原理って本当はよくわからないですよね。

4月2日
○今日の献本
白澤秀樹さん/鈴木完さんより「神の詩・バガヴァッド・ギター」田中嫺玉訳

桜の木をよく眺めていると灰色に見えてきた。桜はピンク色と決めつけているがそれは頭が決めたこと。ぼくの目は灰色と認識した。そして他の風景や事物もよく見ると灰色に見える。というより全ての色に灰色が混色されている、絵具の色を全部同じ量を混ぜ合わせると何色になると思いますか。灰色になります。

春日八郎の歌を聴きながら絵を描いている。その春日八郎が「カスバの女」を歌っている。今月モロッコに行くが、「カスバの女」でモロッコが出てくる。小さいシンクロニシティである。ところがその「モロッコ」という言葉がスグに出てこなくて、「モナコ」とか「モスクワ」とか「モンゴル」とか「モンテカルロ」とか「モントリオール」とか「モ」のつく土地をいくつか挙げている内にやっと「モロッコ」にたどりつく。昔なら「モロッコ」は地の果てで、なかなか、辿り着かない場所だったかも知れない。

4月1日

石野日都海さん
ブログの日記の他に昨日からツイッターを始めました。ケイタイからブログを見ることもできるようになりました。当然ケイタイからONLINE SHOPも可能です。秋田はもう雪は溶けましたか?

○本日の寄贈本
アイバン・バルタニアンさんより「古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門」和田京子著

ハルの嵐、桜が心配。成城の街中は桜の名所。特に東宝撮影所の裏の仙川堤の夜桜はライトアップされて凄絶美。川の底に桜宇宙が見える。そして野川堤。ここは昼がいい。

今日送られてきた「『古←→今(むかしといま) 比べてわかるニッポン美術入門』」にぼくの「腰巻仙」のポスターをサイケデリックと書いているが、サイケデリックという言葉が生まれる以前の作品だ。第一サイケデリックというのはドラッグを服用して、その幻覚をビジョン化したもので、おおよそぼくの作品に関してはこの呼称は間違いである。

昨日からツイッターを始めました。今後徐々につぶやきます。ブログと同様、こちらの方もヨロシク。

飯田高誉さん。大学の先生でインデペンデント・キューレイターが、今日「ツイッター」を勧めてくれた。よく分からないままツイッターに登録した。そして4時間経ったけれど、まだフォローがない。やっと1名がフォローしてきたと思うと、ナーンだ飯田君じゃない。今日はツイッターのためにえらい疲れた。

ツイッターを始めたら、一気に千数人が増え、見ている内にどんどん増えていく、これって何?ツイッターは何?識らべてみると「ペチャクチャしゃべる」ことらしい。ブログも多少そーいうところもあるけれどツイッターではお買物カゴを下げたおばさんみたいに町角のおしゃべりなんだ。

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