2019年07月30日
自我とか、個性とか、主張とか、意味とか、努力とか、なぜ? とかを持たないことだ。そこにはぼくの考えるアートがあると思う。

または、複数のスタイルの絵を描くことで、自分のアイデンティティをゼロにして「私は何者でもない」という境地に出合うことなんだ。

ぼくが色んなスタイルの絵を描くのは、自分のあると思っているスタイルを捨てることなんだ。

自分の中の子供や素人(アマチュア)に目覚めることがアートである。

初心に帰るということは、知識も経験もスコーンと忘れて、始めることだ。

どうしたら今の絵の知識や技術が忘れられるだろうか。ただし、ただ描きたいという欲求だけは残っている。画家は誰もこういう状態を望んでいるのではないだろうか。

時々、こんなことを思うことがある。子供の頃から絵を描いていて、それが職業になってしまったけれど、もし絵など1枚も描いていなくって、今の83才に突然絵を描いたら、どんなによかったかなと思うことがある。きっと今以上に面白い絵が描けるはずだ。

2019年07月29日
足を骨折したのを知らずに、翌々日、富士山五合目に行った。死ぬほど痛かったけれど、骨折とは知らないで治った。

この間のツイートで、白内障の疑が別の病院で「何んともない」でパスした話を書きましたよね。別件で、歯が痛くうなっていたら、美人先生の歯医者を紹介されて行くと、「神経抜きましょう」と言われて断って帰ってそのまま放置していたら、勝手に治った。自然治癒を信じましょう。

熱中症でクリニックに行ったけれど熱中症患者の満員で、あわてて外に出て、自販機でスポドリを2本立て続けに飲んで治った。

美術館で鑑賞中に熱中症になった。近くの病院に飛び込んで点滴で治った。

青森へ行く列車の中でも熱中症になった。洋服をどんどん脱いで、シャツとパンツになって治った。

冬らしい曇天の夏が終って、突然のように夏らしい夏がやってきた。熱中症の夏が。熱中症の言葉がない頃、バリ島で熱中症になった。パタッと倒れた。ジュースの点滴で治ったけれど、東京で3度位熱中症で、スポーツドリンクの点滴で治った。

2019年07月26日
朝日新聞書評Tシャツシリーズ第3弾となる「朝日新聞書評Tシャツ 百鬼園」がオンラインショップで発売となりました。なお、こちらの「Tシャツ 百鬼園」で朝日新聞書評Tシャツシリーズは最後となります。

2019年07月24日
ぼくは病院は嫌いじゃない。自分の身体を知ることは、自分を知ることだから。

白内障とN大病院で手術をすることになって、ちょっと待てよと、国立医療センターへ行くと、全く白内障ではないと、やばい病院もあるのでご注意を! 今日2年振りで検査に行ったら、心配していた眼底出血もケロッと完治。老化に反して、こんな自然治癒によって改善もするんだ。

2019年07月22日
絵が中途で止まっていると、他のことも中途で止まったままだ。他のことを片付けるために、絵を描き上げる。すると他のこともスルスルと片付く。全て絵次第だ。

降るよーな降らないよーな。ハッキリしてくれないと、こちらもハッキリできない。

30年がかりの絵が、やっとこさ完成。30年間毎日描いていたわけではない。30年間放置していた絵を完成。もっと前に完成させれば、今と全然違う絵になってたはず。今日描くか、明日描くかで絵は全く違うものになる。

食事の量と甘いものを減らして水を沢山飲んで、歩く時間を増やしてみた。だけど、やっぱりふらついたり、息がとぎれる。同じことを昔やっていたのに、同じことができないのが不思議でならない。

絵も同じで、昔やっていたことと同じことをしているのに昔の絵と今の絵は違う。だから面白いのだ。年を取らなきゃこの感覚はわからない。

年を取ることを恐れるけれど、こーいう発見ができると、年を取るのもいいことだと思う。やっぱり、この先きに死があるからこそ、まだかつて体験したことのないことを体験させてくれる。命が永遠だったら、こんな体験ができない。

文章は素人だからか、すぐ書ける。上手に書こうと思わないからだ。絵はその点、少し遅い。やはり、上手にと、意識するのかもね。絵も素人だと思えば、何んだってできるし、早く描ける。

2019年07月19日
昔からメンドクサガリヤだったから、ズーッと諦めながら、今日まで来たところもありますよね。努力というのがどうもメンドクサクくて、向いていない性格なんですよね。

諦めるのもアートのコツだと思っているので、これもマッ、エエカ、です。

病院に行くと、ストレスとか天候のせいとか、いわれるけれど、そーとも限らないですよね。だからマッ、エエカと諦めています。

この間からというか、もっと以前から手の左右の親指が痛くて、なかなかキャンバスの前に立つ気がしません。一体何なのか、よくわからないみたいです。これからはわからない病が増えそーです。世の中わからないことだらけだけど、肉体の状態はわかっていてほしいですよね。

2019年07月18日
朝日新聞、書評限定Tシャツ、2種とも完売。3種目で打止め。

甘い物禁止宣言をします。医者に打ち止めさせられました。甘い物のお土産はわが家には禁物。

したいことといえば、少し歩くこととか、少食でいることぐらいだ。受身の生き方になってくる。これって便利いいもんです。

こんど8月1日(だったかな?)箱根彫刻の森美術館で高階秀爾先生とピカソ館でピカソの剽窃についてトークをします。ピカソに対して一番興味のあるテーマです。

夏ばてにはうなぎがいい。週一度は無理だけど10日に一回は食べてみたいが、美味いうなぎ屋は遠いし、近くでどこかないかな?

朝日新聞、書評限定Tシャツ、2種とも完売。3種目で打止め。

甘い物禁止宣言をします。医者に打ち止めさせられました。甘い物のお土産はわが家には禁物。

朝日新聞、書評限定Tシャツ、2種とも完売。3種目で打止め。

したいことといえば、少し歩くこととか、少食でいることぐらいだ。受身の生き方になってくる。これって便利いいもんです。

2019年07月17日
したいことといえば、少し歩くこととか、少食でいることぐらいだ。受身の生き方になってくる。これって便利いいもんです。

あゝしたい、こうしたい、ということが少しづつ減っていく。それでいいと思う。年を取ると、何もしないということへの好奇心が増えてくる。

最近は少食になった。年を取ると自然にそーなるらしい。年を取ると、そーなることが、増え始める。それにさからわない方が健康にはよさそーだ。

こんど8月1日(だったかな?)箱根彫刻の森美術館で高階秀爾先生とピカソ館でピカソの剽窃についてトークをします。ピカソに対して一番興味のあるテーマです。

夏ばてにはうなぎがいい。週一度は無理だけど10日に一回は食べてみたいが、美味いうなぎ屋は遠いし、近くでどこかないかな?

山田詠美さんの小説「つみびと」がえらい評判だ。この小説はもともと日本経済新聞の連載小説である。その時挿絵を担当した。こんな難しい小説の挿絵は初めてだった。直球勝負には自信がなかったので変化球で勝負した。中味と違うといわれそーだけど装幀も変化球の結果である。

物事というのは同じことが急にバタバタと重なるように思う。仕事にしたって、よく似た仕事の依頼が続く。旅行だって、展覧会だって、食べ物だって、とにかく続く。自然界にはこんな法則があるのかも知れない。

2019年07月16日
SCAIザ・バスハウスの個展は終りました。会場での本木雅弘さんと、滝川クリステルさん、別々の日に同じポーズの写真。

保坂和志さんがサプライズ写真を送ってくれる。ぼくの顔と西太后の衣裳をコラージュしたものとばっかり思っていた。この人、ホントに西太后? ぼくじゃないの?

一日に一回、時には二回、アトリエの玄関で女の人が入ってきて何か言う。いつも「ハーイ」と返事するけれど、誰もいない。耳が聴こえないのに聴こえるって、やっぱり怪しい。




糸井さん
カレーまた、送っていただきました。ルーの味が凄くピッタリです。牛肉もトリ肉も両方おいしいです。ぜひ皆さん、一度味わってみて下さい。ほぼ日に聞けばわかります。カレーは夏バテ防止ですから。ぼくは昔の人だから、ウスターソースをかけて、肉を少したして、生卵を入れます。

毎日空模様が悪く、これって梅雨ですか。なんか知らないけれど夏至で一日が一番長くええ気分になれるかと思ったら毎日雨じゃない。夏至というより冬至じゃないかと思うほど一日が暗いので一日が短い。

左右の親指がこのところズーッと痛いので絵も字も描けない、書かない。どっか温泉治療が必要かも。

おでんがちょっと具合が悪く、ゲンナリしているのを見るとこちらもゲンナリです。

週一の割合いでマッサージ。ひとに体操してもらっているよーなものです。これからはひとに助けられることが多くなります。

今年になって、もう半年以上だけれど本屋に全く行かなくなった。読む本は書評の本だけ。書評の仕事がなければ、多分、本は一冊も読まないだろうなあと思う。

あゝ、そうだ、「文学界」という文芸系の本に連載を始めました。8月頭に2回目がでるけれど1回目と全然違う内容になってしまった。絵でやっていることと同じことをやっているんだと思う。

前にも同じことを書いたかも。2020、2021、2022と毎年展覧会のオファーがあるのは、ここまで生きなさいといわれているみたいだ。2022年は86歳になる。ほんまに絵描けるんかな?

2019年07月10日
お待たせしました。第2弾の赤いピカソのTシャツができました。発注者に送ります。着るとカッコいいです。

エメラルドブルーに書評原稿のゲラに書評者のYOKOOと編集長の吉村さんが書き込んだ書評が掲載されるまでのプロセスが描かれていて、大変面白いTシャツです。第1、第2弾はずいぶん沢山の予約がありましたが第3弾は数量限定の予約注文です。

書評Tシャツ第3弾ができました。

左右の親指が痛くて絵も字も描(書)けなかったけど伊香保温泉の湯の華で指を温めると、凄く調子がいい。また温泉旅行がしたくなった。

糸井さんが送ってくれたカレーは凄くおいしかった。推薦します。あれに少し肉を足して食べた。くわしいことは糸井さんのところへ。

このごろ寝つきが悪いのはおでんの深夜の行動に影響されてのこと。トータルで6時間睡眠だけれどコマ切れなのでアトリエで眠くて仕方ない。だからソファーに横になって昼寝する。年寄りはよく昼寝をする。それのこと。

甘い物が好きだというイメージが浸透しているのか、どら焼ばかりが連日届く。それをさばくのが一苦労。しばらく甘い物はお休みにします。と言ってもわらび餅は大歓迎。

2019年07月05日
再び玉置浩二さんの肖像について

玉置浩二さんの肖像画がピカソ、キュビスム、ピカビアを連想するという意見が大半。じゃどこがそーなのと問いたいが、どうして範囲の狭い美術の文脈で判断しようとするのだろう。あの人物像は阿修羅像の三面体である。もし仏教(仏像)に対する教養があれば謎は寸時に解けたはずだ。

画家というかぼくは美術を行ないながら、如何に美術から離れることに創造の主眼を置いているのである。そこが美術愛好者との間に生じるねじれ現象である。

2019年07月04日
玉置浩二さんのポートレイトが新聞に出ると、なぜか、大半の人がキュビスムとか、ピカソとかピカビアという美術の文脈で連想する。そうではなく、真正面と左右側面の顔は阿修羅像を描いているということを解ってくれる人は仏教関係者のみ。

回の作品は神戸の横尾忠則現代美術館に他の作品と共に移動します。このスカイのギャラリーの展示をぜひ見て下さい。

2019年07月03日
書評第2弾は「ピカソ」の赤Tシャツができました。予約受けつけています。部数限定なので早目に。第3弾はユニークです。(もう少し先になります)書評Tシャツは3セットで完了です。https://www.tadanoriyokoo.jp/product/1522


最初は真正面から見た玉置浩二さんの肖像画を描いたが、これは玉置さんじゃないと思った。その時、阿修羅像の三面体が頭に浮かんだ。そこで玉置さんを阿修羅像にしてしまおうと考えた。『命を与える者』の象徴です。

2019年07月02日
玉置浩二さんのオーケストラコンサートのポスターを制作しました。


玉置浩二さんを阿修羅像として描いた作品です。



↑↑ GO TO THE TOP ↑↑