2014年12月26日
家で本の整理中、暖房とクーラーを間違えて、終日鼻水を流しています。

昼間テレビを見ることはないんですが、1月4日午後3時よりBS朝日「熱中世代・大人のランキング」2時間スペシャルのトーク番組に出演します。気楽にゴロンと横になってエンタメ気分で如何でしょうか?

2014年12月25日
携帯もスマホも持っていないので、電柱に頭をぶっつけないですんでいる。スマホであれこれ検索するのも面白いかも知れないけれど、ぼくは自分の中にスマホを持っているよーな気がする。必要な時には必要なことが、ポンポンと浮かぶじゃない? それがぼくのスマホなんだよ。

「老子」を読んでいたらいいことを言っている。本物もニセ物もない。ニセ物でも本物だと思えばその人間には本物だと。まあ経済価値を導入するから、独自の見方ができなくなるんだろうね。

日本には芸術作品の一流品は滅多にこないで、その作家の二流、時には三流品が来る。ありがたいことだ。一流品はガッチリ、ブロックされているけれどニ、三流は隙間だらけで、アラが露出している。だからそこに作品の秘密や謎が見えている。だから勉強になるんだ。

最近は何か大事なこと、言おうとすることが「フッ」と浮かんで、「アッ」と思った途端、「パッ」と消える。老齢になるとこれの連続だ。「フッ、パッ」の連続だ。浮かぶのも消えるのも両方共直感だ。

前にも書いたかな? 「なんでも鑑定団」で日本画を鑑定する人が、「この絵の線にはためらいがあるからニセ物だ」と。本物はためらいながら描くもんだ。ニセ物は本物に見せるために、サッとためらわないで描く。

ぼくの絵なんか、全部ためらい、ためらいしながら、やっとこさ描く。鑑定団に見てもらうと全部ニセ物にされちゃうよな。

人間も「本物」だと思われない方が楽でいい。私は「本物」です、という顔で歩いている人がいるけれど、アレッてきっとシンドイと思うよ。ニセ者と思われた方が寒山拾得みたいで気楽でいい。

2014年12月04日
久し振りに花田紀凱さんに紹介された鍼灸院に行く。全くの無痛。そのあとズーッと躰ポカポカ、眠気誘われる。こんな経験初めて。

昔、かかっていた鍼の先生も名医だったけど、今日の先生もぼくの難病(???)治してもらえそう。

2014年12月24日
事務所と自宅の本の整理をしているけれど、一向に減りません。整理中に読んだりして……。家の中には本が多過ぎます。世の中にも本が多過ぎます。その割には脳はスカスカです。

正月休みはツイッターも休みです。

事務所のオデンは正月明けまで入院です。飼い主に似て入院です。

2014年12月23日
毎日のように和菓子の甘いもの攻めにあっている。断っているのに集まってきちゃうんですよね。糖分も塩分も目下ひかえています。スタッフとお客さんだけではさばき切れません。和菓子は1〜2日しか持たず余ってしまって捨てるしかないのです。本気で聞いて下さいよね。

事務所の猫オデンが交通事故に遭って顔面骨折で入院しています。わが家のタマの死、オデンの怪我と猫不運の年です。

2014年12月12日
お知らせ= 日頃撮った写真のほとんど全てが会員制電子写真集サイト月刊デジタルファクトリー「横尾忠則写真美忘録」で配信します。(2015年1月1日から配信スタート)

わが家の隣りは家を壊し、事務所の隣りは家を建てています。両方共、築十数年。成城は毎日、建てたり壊したりの連続です。考えられないことが起こっています。

減塩食の生活。とにかく水くさい食生活です。それが当り前になると、こんなもんだと思ってしまうんですよね。
明日から東京文化会館で花柳壽輔演出の日本舞踊×オーケストラ2の「いざやかぶかん」のパートの美術を担当しています。宝塚の轟悠さんが出演します。

2014年12月11日
16日、神戸のぼくの美術館で磯崎新さんと公開対談(3時〜)を行う予定です。喘息で声が出るかどうか不安です。耳鳴りが激しいので聞きとりにくいために学芸員が通訳してくれることになっています。日本語を日本語で通訳です。

昨夜、37度近く発熱、夜だったがクリニックでインフルエンザの検査と肺炎を心配してレントゲン。投薬なしで検査だけで36.2度に下がる。今朝は35.9度の平熱に。一体何んだったのだろう?

日替りで体調変化。ぼくの年令の人は一体どうなんだろう?

2014年12月09日
この間鍼をしたら、その反動がでたけれど、これは気の巡りが活性化したためらしい。潜在的な悪い部分が明瞭になることで改善される。面白いと思えば面白い。自分の躰は永遠に謎々だ。

すっかり忘れていたけど今日「キネマ旬報」から高倉健さんと1968年に対談した時のコピーを送ってきた。「これからはサイケじゃなく高倉健さんのブームがきますよ」なんてぼくが語っている。そんな頃からファンだったんだなあとつくづく思う。

2014年12月08日
ここ、2週間近く、もっと前からかな、喘息で咽がヒューヒューと鳴るので人前に出るのが億劫になっている。特に劇場、映画館には行けない。この音は如何にも老人でありますと説明しているようなもんだ。また咳を伴うので風邪と間違われる。喘息はうつりません。

その年によって喘息のスタイルが違う。去年は声が出なかった。今年は出ることはでるが壊れた機械のような音の声だ。

タマが死んだあとに、黒いのら猫が庭にやってくる。タマの後継者だからクロタマ。のらのくせに肥満体だ。贅沢でタマの食べていたエサをあげても見向きもしない。

2014年12月04日
久し振りに花田紀凱さんに紹介された鍼灸院に行く。全くの無痛。そのあとズーッと躰ポカポカ、眠気誘われる。こんな経験初めて。

昔、かかっていた鍼の先生も名医だったけど、今日の先生もぼくの難病(???)治してもらえそう。

2014年12月02日
昨日は44年振りに、ワシントン州立大学に招聘された時、大変世話になった当時留学生の横川健さんが、建築家として目の前に現れ、当時の思い出話に花が咲いたかと思うと今日は20年前に消息をたっていたSくんが手紙をくれ、電話で再開を喜ぶ。去る人もいるが来る人もいる。嬉しきかな。

喘息のヒューヒューという音が昼間もする。近くの人にも聞こえるそうだ。まるで爺さんだ。また身体が温まると咳が出る。まるで楽器のような身体だ。

2014年12月01日
菅原文太さんまでが………。鶴田浩二さん亡きあと高倉健さんと人気を二分していた東映の大スターだった。文太さんとは色んな場所で4〜5回ご一緒している。美術にも造詣の深い外に開いた文化人だった。ご冥福をお祈りします。


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