2022年06月30日

2022年06月29日
この酷暑、猛暑の中では終日アトリエで無為のまま。無為こそ有為。何もしないことをすることは何かすることよりよっぽど役に立つ。

無為でいることが無理な人は、自分から離れていく。無為でいることは自分自身になれると思うよ。

昔、禅寺で禅をやっていた時に無為の生き方をおぼえた。無為は理屈から離れる生き方で、行きながら死んでいる練習をしているようなもんで、ここには酷暑も猛暑もない。

何もしないことをすることを忘れていませんか?

考えることを考えない、それが直感の素。でも直感はまだまだ理性と経験の世界。それさえも否定する。そのかわり、輪廻を思想にする必要があるけどね。

2022年06月28日
毎年、誕生日になると、2人の友人学芸員がデヴィッド・ボウイのTシャツを贈ってくれる。それが昨日で、もうこの行事が20年間続いていて、20種類のボウイのTシャツがコレクションされた。

そんなことなど知らないカメラマンの荒木経惟さんが、2013年にボウイのTシャツを着て撮ってくれた僕の写真を日刊ゲンダイに再掲載してくれた。こういう偶然の誕生祝いには格別の驚きと喜びがある。

今年の誕生日が来たので、伸びていたヒゲを剃った。すると少し若く見えた。夏至が来て、日がまた少しづつ、短くなっていく。誕生日が来て、また少しづつ、歳を取っていく。

誕生日を境に、人はこの世の中で輪廻転生をしていく。

このツイッターで、誕生祝いをして下さった人達にお礼をお返しいたします。100歳まで14年になりました。



2022年06月27日

2022年06月24日

2022年06月23日

2022年06月22日

2022年06月21日

2022年06月20日

2022年06月17日

2022年06月16日

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2022年06月14日

2022年06月13日

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2022年06月09日

2022年06月07日

2022年06月06日

2022年06月03日

2022年06月02日
先週は8ヶ月振りで都心に出て、操上和美さんにポートレイトを撮ってもらった。実物以上に別人に撮ってもらって、ヘェーという感じ。家からアトリエまで5分のところ、息切れがするようになってから15分かかる。ゆっくり時間をかけて歩くのがいいそうだ。

ゆっくり歩くのは難しいけれど、今は早く(普通に)歩くのが難しい。でも絵はアスリート並みに早く描く。考えないから早く描ける。

ゆっくり描くと、絵は面白いのが描けない。絵は早く描いても歩くより疲れない。

僕は画家というより、アスリートに近い。頭であれこれ考えない。瞬間的に身体が動く。100号でも早い時は時間以内で描いてしまう。あとの時間はボンヤリしている。

読書の好きな人のように、僕は何もしない、考えない時間を過ごすのが好きだ。

昔、禅寺に1年間参禅した経験からか、考えないことが苦痛にならない。考えないことほど、至福な時間はない。自分にとって考えるのは地獄だけれど考えないのは極楽だ。

考え過ぎると一日の時間が短い。頭を空っぽにすると一日が長い。老齢になると一日が短いと誰が言ったのか知らないけれど、全くその反対だ。一日が長い、長い。



2022年06月01日



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