2017年03月24日
朝日新聞デジタルにデヴィッド・ボウイ展のインタビューがでていますので、こちらの方にアクセスしてみて下さい。
http://www.asahi.com/articles/ASK3H4KF2K3HUCLV003.html
2017年03月17日
三連休は人と会うことがないので、退屈だけれど、逆に公園に出掛けて自然を相手にボヤーッと人を眺めたり、スケッチをしたりして、それが退屈になればアトリエで当てのない絵を描く。絵は仕事か遊びかよくわからないよ。
絵を描き始めるとぼくは早いんだよね。頭と手を切り離す術があるわけではないけれど、考えないので早いのだろう。でもたまにじっくり時間をかけてプロセスを遊ぶ場合もある。どっちもその時の気分でやっているみたい。
久し振りでシルクスクリーンの版画を作っている。どの版画も30版(30色刷)を要するのでコッテリした画面になる。版画ってフラットなイメージがあるけれどぼくの場合はコテコテだ。
午後になると眠気に襲われる。寝不足か、寝過ぎか、どっちも眠い。どうも年令のせいもあるらしい。永遠の眠りのリハーサルをしているのかな?
2017年03月16日
今日は写真家の広川泰士さんが、約30年ほど前に撮ってくれた代々木公園の桜の切株にしゃがんで手に砂を持ったその同じ場所で、以前と同じポーズで手に石を持った写真を撮ってもらった。掲載写真はその当時50才位の時の自分。
30年前に代々木公園で写真を撮ってもらった記憶は全くなかった。桜の大きい樹がうんと枝を広げているが、桜の咲く頃にもう一度来てみたいと思うけれど、思うだけで多分来ないだろうなあ。
この間ジーンズショップで買った660円の手袋を失くしてしまったので、また同じのを買いに行ったが、手袋はもうシーズンオフで100円ショップにもなかった。毎年買って、毎年失くしているので毎年新しいファッションが楽しめると思えば、来年の手袋が楽しみだ。
2017年03月11日
デビッド・ボウイ展を観る。ボウイに限らずスーパースターを意識した者は、無意識に自分を伝説化させるために自分に関する膨大なコレクションを準備しながら、早い時期から死のイメージを持つ宿命があるように思う。
彼が最後に発表したかった「作品」こそ、この遺作展であろう。そして自己伝説化には見事成功している。そのような彼の意識は自己の死後生をも視野に入れており、生前と死後の間の垣根を取りはずした。
2017年03月06日
日生劇場の「マリウス」を観に行く(今日初日)。原作は「寅さん」の元になった小説らしいが、これを山田洋次さんが劇化。難聴で耳では理解できないので、目で理解しようとする。ひとつの感覚器官がダメなら別の器官がそれを補ってくれるようだ。
山田さんの映画には必ず顔を出す北山雅康って役者さんは、いつも自我を出さないファーとした空気みたいな存在だから個性の強い役者の中では逆に目立つ存在です。目立たない役がウンと目立つ存在になるっていいですよね。
耳が不自由だと必死で目で色んなものを追う。装置や衣服、照明や小道具や、ちょっとした役者の仕草や動きの中に感情をさぐる。ぼくにとっては音は聞こえるが内容はわからないので無言劇を見ているのとそう変りはない。
主役の今井翼はジャニーズだってことも知らなかったけれどフラメンコを上手に踊ったので感心する。ジプシーの女はプロのフラメンコダンサーでもっと上手い。