2014年3月31日
ホドロフスキーの「エル・トッポ」を1970年NYで観て度肝を抜かれて以来、「ホーリー・マウンテン」、そして近作「ホドロフスキーのDUNE」と「リアリティのダンス」(サンプルDVD)観る。怖がりで道徳的な人には危険! 勇気ある人におすすめ。

2日間の休日は何もしないことをするのに時間を費やした。このツケは今週にくるだろう。

2014年3月28日
5月10日まで150号3点。国立国際美術館「ノスタルジー&ファンタジー」展のための新作の制作。この間海外関係の取材や打合せが集中してしまった。冷静になるしかない。

ここ数年間、忙しくなるのを避けていたので、忙しさに慣れていない。時間と体力のバランスが実に悩ましいところだ。

とりあえず先ず1点、そして2点、と描ければ軌道に乗れるんだけれど、始める前はいつも不安と焦燥を味わわされる。

2014年3月25日
ウォーホル展を観たあと、今日は「岸田吟香・劉生・麗子」展を世田谷美術館へ観に行く。食わず嫌いだった日本の近代絵画の親子三代のDNAの変遷をじっくり見る。そして考えた。

シモンへ。描いているカルティエ展の肖像画と国立国際美術館の「ノスタルジー&ファンタジー」展のための新作が描き終るのが5月10日以後なので、それからでもいい? ちょっと先になるけどいいかな?

少しづつ歩けるようになった。歩き方を忘れたと思ったけれど、歩けるもんだね。こんなことに驚いている。

2014年3月24日
昨日、森美術館ウォーホル展で館長の南條史生さんとトーク。森ビルの49階に行くと急に声がかすれて、トークでの発声はかなりきつかった。帰路につくと声が戻った。

ウォーホルのほぼ全作は知っているはずだが、いつみても新しい。機械で描いているのに、肉体性を感じる。

今日は久し振りで1キロ弱歩く。半年振りだ。もう歩けないかと思っていただけに凄いことだ。

毎年春の到来と共に玄関前の瓶の中のメダカの元気な姿に感動したものだが、今年は一匹も姿がない。越冬ができなかったようだ。

今日のような温暖な日は仕事は中止。太陽の光を浴びるだけ。

2014年3月21日
一日のうちで何もしない(無為)ほど有意義なことはないと思うな。

何かやらなきゃと無理に思うことは自分をごまかしている証拠だと思うよ。

一日何もしなかったという達成感って本当にあるんだなあ。zxxx

2014年3月19日
カルティエの肖像画54点完成。あと32点。この32点の出来次第でこのシリーズは決まる。また描き直しが10点はある。残念ながらこのシリーズはカルティエの美術館でしか見れない。

2014年3月17日
3月6日よりバルセロナのピカソ美術館で「ポスト ピカソ」展が開催中。現代作家のピカソへのオマージュ展が開かれています。ぼくは「芸術の浄化」と題する作品を出品しています。バスキアも出品しています。バスセロナに旅行される方、ぜひ観て下さい。http://p.tl/cih4

2014年3月14日
読売新聞のアンディ・ウォーホルについてのインタビューを受ける。手土産にウォーホルが描いたキャンベルスープ9個を記者の井上普治さんが持ってこられるこのセンスはクリエイティブだ。甘い物よりこの方がよっぽど嬉しい。

◯屋の羊羹とか◯屋のクッキーはお土産としてはバッドセンスだね。相手のセンスがこれでわかっちゃうよね。お土産は人を表わすよな。

2014年3月12日
今日は春日和。アトリエの前に蟻が姿を現した。このことは頭を悩ます。また「蟻を踏まないで!」の標識を作らなきゃ。

今日の暖かさのせいか、梅の花が咲き、寒桜もほころびていた。ぼくのズボンの臑もほころびている。

2014年3月11日
事務所に4匹の猫がいる。親は時々外出するけれど子供(といっても親より大きい)は一歩も外に出ない。部屋(それも一部屋)が唯一の彼女達の惑星で、狭い世界観で生きている。

例のカルティエの肖像画100点の予定が86点になったので、今日現在40点完成なので、やっと半分近くに漕ぎつけたかなという感じ。まだまだ気が抜けない。

2014年3月10日
神隠し猫が帰ってくるまでは、こちらが不眠症になっていたら、今度は猫が不眠症になり、夜中に鳴くので、またこちらが不眠症になった。猫は昼間寝てばかりしているので、夜中に遊んでもらおうとぼくにちょっかいをするのがぼくの不眠症の原因。

昨日の朝日新聞の書評に睡眠の本を取り上げて不眠症について書いたばっかりだったけれど、もう一度読まなきゃと思っている。

キャンバスに縦線を引くと、線が右に流れて、どうしても真っすぐに引けない。だからどの絵も右に傾いでいる。多分歩く時もそんな感じで歩いているのだろう。

夢の中でデュシャンについて鷲田清一さんに質問したが、夢の時間がなかったので答えられなかった。改めて目が覚めてから同じ質問をしたら、メイルで答えが返ってきた。夢と現実を生きるということはこーいうことじゃないかな。

2014年3月4日
6日間も神隠しにあっていたなんて全く「知らんよ」みたいなタマは飼主にとっては残酷だけれど、本人は「こういうこともあるのよ」みたいで、この極楽トンボ振りはいいよな。

今日、外に出して追跡を試みたけれど、庭の日当りのいい場所のハシゴばかりで、「なんで監視しているの?」みたいな不思議な顔をしていた。

2014年3月1日
タマのことで心配していただいた方々にご報告があります。タマは神隠しにあってから6日目に無事帰還しました。ありがとうございました。

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